2024-10-27
冬季に入ってしまう前に、北アルプスのどこかに行きたいと思って行ってきた。
中房温泉登山口から合戦尾根を登り、稜線を歩いて燕岳、逆向きの稜線を歩いて大天井岳という流れ。宿泊は大天井岳の山頂付近の大天荘でテント泊とした。
合戦尾根は地味に長くて、登りに3時間弱掛かった。樹林帯の中で急登がずっと続くので、消耗しないようにジリジリと進んでいくのだが、時々富士山や槍ヶ岳がチラ見えするというご褒美があって癒された。そして、最後には山の上にかっこよく立つ燕山荘が出てくる。
上に辿り着くと、北アルプスの壮大な景色が広がっている。
燕岳方面に進むと、独特な雰囲気の不思議な景色となる。
次は稜線を歩いて大天井岳を目指す。燕山荘からも大天井岳と大天荘が見えるのだが、心を折られそうになるくらい遠くに見える。大天荘もギリギリ目視できた(写真の山頂の左肩に見える四角の点)。燕山荘や燕岳までは人がたくさんいたのだが、この道まで進むと人がグッと減る。
稜線は常に北アルプスの景色が見えたこともあって楽しく歩けたが、最後の登りは心底きつかった。大天井岳の山頂からは360度どこを向いても良い景色で、苦労が報われた気持ちになった。あとライチョウにも会えた。
大天井岳に登った後はテントを設営してダラダラする。今回はダラダラタイムのお供として、ワインをボトルごと持ってきた。
ワインを飲みながら「何もしない」をしたり、少し本を読んだり、肉を焼いたりして過ごした。疲れていたこともあり、早く寝た。
次の日は早めに起きて、日の出を眺めた。日に照らされた山も美しかった。
燕岳方面の帰り道も見えて美しかったのだが、燕山荘は点にしか見えないくらい遠い。
日の出を眺めてからテントを撤収し、黙々と下山していったら午前中のうちに中房温泉登山口まで辿り着くことができた。今年最後の北アルプスは満喫できたと思う。