ishkawa

2025-01-16

Obsidianでプライベートな分報を運用する

分報は社内の誰でも閲覧できる前提で書くものだが、プライベートな分報なので、あくまで自分の頭の整理のために書いている。これからやることの宣言、途中で分かったこと、その時思ったことを書いている。イメージとしては以下のような感じ。

  • 09:47 会議後ちょっとぼんやりしてしまったが、Aからやっていく
  • 10:13 Bという問題が起きているようなので、そっちが先 → https://example.com/B
  • 11:05 BはiOS SafariでGPU使用量が多い時に発生するっぽい
  • 11:06 このイシューが参考になりそう → https://example.com/C
  • 12:08 Dが原因だったみたい。無効にして対処する。
  • 12:15 検証環境にデプロイしたので、一緒に見てもらう。
  • 13:00 一旦Aの作業に戻る。今日はA'くらいのところまで持っていくことを目指す。

こんな形のメモを1日に30~60件くらい書きながら、最近は仕事をしている。

1度書いた文は編集しない

これを運用する上で大事だと思ったのは、1度書いた文を後から編集しようとしないこと。目的は良い文書を作ることではなく、作業中の頭を整理することや、記録を残して少し前のことを忘れられるようにすることなので、編集しては意味がない。それと、編集を許容すると過去の文が気になりはじめ、コストが上がって億劫になり、最終的には書かなくなりそう。

Slackの分報は、チャットツールなので自然とこのルールを守れるのが良かったのかも。

Obsidianでやりやすくする

箇条書きや時刻の記入を手書きすることもできるが、以下の設定で楽をしている。

  • daily noteのテンプレートに分報セクションを作っておく。
  • テキスト入力のダイアログをhotkeyで出せるようにする。
  • ダイアログの入力値に時刻をつけて、daily noteの分報セクションに挿入する。

この設定はQuickAddというプラグインのcaptureという機能で実現できる。設定方法は以下のエントリを参考にさせてもらった。

所感

プライベートな分報の良いところは2つある。

1つ目は良い点は、周囲を気にしなくて良いこと(当たり前だが)。どれだけ雑に書いたとしても、人に誤解を与えることもないし、人に通知が届いて集中を妨げることもない。そのおかげで思った以上に書けるし、プライベートでなければ実際に1日に30~60件も書けないと思う。

2つ目は今考えていることに集中できること。人のことを気にせずガシガシと分報を書いていると、1度考えたことは大体は分報に書いてある。なので、今考えていること以外は一旦忘れても良く、その分の頭のリソースを今考えていることにあてられる。自分はやることが3つ以上あるとポンコツになってしまうので、これには相当助けられている。