2025-10-04
元々キーボードはHHKBを10年以上使っていて満足していたのだが、新卒の同期のtakashicompanyがPalmslaveという良い感じのキーボードを作っていたのを見て気になったので、キットを買って組み立ててみた。
Palmslaveの組み立てにははんだ付けが必要。はんだ付けは高専の実習でちょっとやったことがある程度で、無事に完成させられるのか少し心配だったが、道具を買い揃えて挑戦した。
はんだごてだけはなぜか家にあったので当初はそれを使っていたのだが、扱うパーツに対してコテが太過ぎて失敗し、パーツ(スイッチ)を破損させてしまった。幸いパーツは単品で注文できたので、先端が細いはんだごてを買ってから再挑戦した。これから入門する人には是非細いコテで始めてもらいたい。
スイッチを破損させたこと以外はおおむね順調に進み、無事に完成させることができた。
Palmslaveのキーは38個しかないので、キーマップにはそれなりに工夫が必要となる。
初心者なのでなるべくQWERTY配列を崩さない形にしつつ、とはいえキーは入り切らないのでなるべく覚えやすい配置でレイヤーに押し込みつつ、レイヤー移動しても押しづらいキーが出ないようにしつつ、といったことを考慮しながら試行錯誤していった。設定する度に「今度こそこれでいけるはず」と思うのだけど、いざ文字を打ち始めるとすぐに「これじゃダメだ」となって修正に戻るというループを何度も繰り返した。
紆余曲折を経て、今は以下のキーマップでトレーニング中。
PalmslaveはBLE Micro Proにも対応しており、無線化できる。BLE Micro Proは複数のデバイスとペアリングでき、ADV ID0キーなどで接続先を選択できるので出先でシュッとiPhoneと接続するなんてことも可能(実際にやるかどうかは別として)。
Palmslaveの左右の間にはスマホスタンドとなる窪みがあるので、iPhoneに何もつけない派でも見やすい形で作業できるのが嬉しい。
他にも地味に嬉しいのが、LANGキーをキーボードレベルで設定できること。MacでUS配列のキーボードを使ってる人はKarabinerなどを使って、左のcommandキーの空打ちを英数キーとし、右のcommandキーの空打ちををかなキーとする設定をしている人が一定いると思うが、これと似た設定をキーボード自体で出来る。なので、iPhoneでも英数とかなの切り替えがスムーズに出来る。
この記事はPalmslaveで書いている。まだ慣れてなさ過ぎてとにかく時間がかかっているが、書き始めの時よりはだいぶマシになってきている実感がある。あとどのくらいで仕事で使えるくらいの速度で打てるようになるのか…。